【2026年上半期】今飲むべき日本酒ランキングTOP10|お酒のプロが選んだおすすめ日本酒
この記事の要点
2026年上半期のおすすめ日本酒ランキングTOP10。トップソムリエを含むお酒のプロがJC BLICUで客観評価。歴代最高96.7点を獲得した日本酒をはじめ、辛口・甘口・純米大吟醸など高評価の10本を、味わいやペアリング、おすすめの飲み方とと…
2026年上半期、Japan Cellarで高い評価を獲得した日本酒はどの一本だったのでしょうか。
Japan Cellarでは、トップソムリエを含むお酒のプロが実際にお酒をレビューし、**Balance(バランス)・Length(余韻)・Intensity(強さ)・Complexity(複雑性)・Uniqueness(個性)**の5項目からなる独自評価基準「JC BLICU」をもとに、Japan Cellar Pointを算出しています。
今回紹介するのは、2026年上半期にレビューした日本酒の中から、Japan Cellar Pointで上位に入った10本です。
9位タイでも93.5点、TOP3はすべて96点以上という非常にハイレベルな結果に。淡麗辛口から華やかな純米吟醸、貴醸酒、旨味とコクを楽しむ純米原酒まで、タイプの異なる日本酒が上位に並びました。
人気や知名度ではなく、お酒のプロによる評価で決まった2026年上半期の日本酒ランキング。味わいや評価のポイント、おすすめの飲み方、料理とのペアリングとともにTOP10を紹介します。
9位タイ 五凛 純米|93.5点
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派手さではなく、飲み進むほどに感じる完成度
9位タイは、石川県の車多酒造が造る「五凛 純米」。Japan Cellar Pointは93.5点です。有名銘柄「天狗舞」を手がける酒蔵による、山田錦を使用した純米酒です。
やや甘口で、ふくよかでまろやかな飲み口が特徴。冷やして飲むことで、その持ち味がより引き立ちます。
JC BLICUでは、Uniqueness(個性)9.2、Length(余韻)9.0と高評価。分かりやすい特徴で強くアピールするタイプではなく、飲み進めるほどに酒としての完成度の高さを感じられる一本です。
ペアリングの幅も広く、ポテトサラダやイチゴ大福、エスカベッシュ、ホタテのムニエル ブールブランなどがおすすめ。前菜からシーフードのメイン料理、さらにはデザートまで合わせられる、懐の広い食中酒です。
味わい
白ごまや杏仁を思わせる香ばしく甘やかな香り。
口当たりはなめらかで、米のふくよかな旨味と穏やかな酸が調和する。余韻には香ばしさとあえてやさしい甘さを残す酒質設計。冷酒から常温まで、残された甘さが表現を変えるイメージ。
Reviewer: Yoshinobu Kimura
9位タイ 五橋 five 純米辛口 RED|93.5点
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クリーンな辛口と高い総合力。料理を選ばない食中酒
9位タイ2本目は、山口県の酒井酒造が造る「五橋 five 純米辛口 RED」。Japan Cellar Pointは93.5点です。
山田錦を使用した純米酒で、低アルコールに仕上げられた飲みやすい一本。淡麗辛口でクリーンな飲み口が特徴で、よく冷やして楽しむのがおすすめです。
JC BLICUでは、Balance(バランス)、Length(余韻)、Intensity(強さ)がそれぞれ8.8、Complexity(複雑性)が8.7と、各項目で高い評価を獲得。突出した一要素ではなく、全体の平均点が高い総合力が93.5点という評価につながっています。
料理とのペアリングは、ふぐ刺し、白ナスのカツレツ、鴨肉のソテー ソースオランジュ、ピペラードなどがおすすめ。シーフードや野菜料理から、しっかりとした肉料理まで幅広く合わせられる、ハイクオリティな食中酒です。
味わい
オレンジや夏みかんを思わせる柑橘の香り。
軽快な酸とキレのある辛口ながら、味わいは決して尖らず、旨味とのバランスが秀逸。爽やかさと飲み応えを兼ね備えた、心地よい余韻が続く一本。
Reviewer: Yoshinobu Kimura
8位 作 恵乃智|93.7点
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華やかな香りと高い完成度。人気「作」シリーズの一本
第8位は、三重県の清水清三郎商店が造る「作 恵乃智」。Japan Cellar Pointは93.7点です。人気銘柄「作」シリーズの一本が高い評価を獲得し、ランクインしました。
低アルコールで飲みやすく造られた純米吟醸です。甘さのバランスがよく、フルーティーで華やかな飲み口が特徴。冷やして楽しむのがおすすめです。
JC BLICUでは、Intensity(強さ)9.0を筆頭に、その他の全項目も8.5以上と高水準。特定の要素だけでなく全体的に評価が高く、圧倒的な完成度を誇ります。特に魅力的な香りが高く評価された一本です。
ペアリングは、ホタテのバター蒸し、塩レモンの牛タン焼き、サーモンのムニエル、白レバーのリエットなどがおすすめ。バターや柑橘の香りを生かした料理と合わせて楽しみたいお酒です。
味わい
第一印象から華やかでアロマティックな印象を感じる。黄リンゴやル・レクチェ、グレープフルーツピール、陳皮、ほのかな石灰のニュアンスと搗き立ての米。
口当たりは軽やかで軽快。ピュアな果実のフレーバーと花の蜜のような心地よい甘味、完熟メロンの心地よいフレーバーと共にほのかな苦味が徐々に現れ、余韻を引き立てる。
Reviewer: Maika Yamamoto
7位 久保田 萬寿 純米大吟醸|94.2点
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淡麗辛口の完成形ともいえる、王道の一本
第7位は、新潟県の朝日酒造が造る「久保田 萬寿 純米大吟醸」。Japan Cellar Pointは94.2点です。淡麗辛口の完成形ともいえる王道の一本がランクインしました。
新潟を代表する酒米、五百万石を使用した純米大吟醸。アルコール度数は15%以下と、飲みやすい設定です。すっきりと穏やかな淡麗辛口で、冷酒で楽しむのがおすすめです。
JC BLICUでは、Length(余韻)9.2、Intensity(強さ)9.0、Balance(バランス)9.0と、3項目で9点以上を獲得。多層的な香りが美しく絡み合う、バランスと完成度に優れた一本です。
ペアリングは、サヨリの昆布締め 木の芽添え、菜の花と白身魚の炊き合わせ、ホワイトアスパラガスのオランデーズソース、桜鯛と春野菜の紙包み蒸し焼きなどがおすすめ。白身魚や野菜など、繊細な食材を使った料理との取り合わせで楽しみたいお酒です。
味わい
穏やかで繊細なアロマ。もぎたてのマスクメロンの果肉を主体として、フェンネルや上新粉のタッチによるエレガンス。
流線形に伸びるしなやかなパレットシェープが品種の典型性を示す。繊細なグリップ感と中盤の優しいまろやかさによるハーモニー。瑞々しい口当たりとともにシームレスにフェードアウトするフィニッシュが、この地のスタイルである淡麗辛口を体現する。
Reviewer: Atsuhide Hoshiyama
5位タイ 上川十勝 純米吟醸|94.3点
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凝縮感のあるフレーバーと多層的な香りが広がる、完成度の高い一本
第5位タイ1本目は、北海道の上川大雪酒造が造る「上川十勝 純米吟醸」。Japan Cellar Pointは94.3点です。
北海道産の純米吟醸酒で、アルコール度数は16〜18%。辛口のお酒で、華やかな香りとふくよかな旨味を常温で楽しむのがおすすめです。
JC BLICUでは、Length(余韻)9.3、Balance(バランス)9.0と高評価。味わいの持続性とバランスに優れ、全体として高い完成度を備えた一本です。
ペアリングは、ゴーヤチャンプルー、ニラのチヂミ、タコのフリッタータ、ボボディなどがおすすめ。和食や洋食だけでなく、韓国料理やエスニック料理まで幅広く合わせられます。
味わい
透き通ったシルバー。香りは非常に華やかで、ハニーデューメロン、金木犀、白玉を思わせる香りが非常にピュアで、フローラルな印象を与える。
味わいは非常にボリューム感があり、ずっしりとした印象。柔らかな甘みと共に中盤から苦味や旨味を伴う味わいが全体を引き上げ、広がるような余韻を与える。
Reviewer: Maika Yamamoto
5位タイ 山城屋 瑠水|94.3点
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上品さと完成度の高さを兼ね備えた辛口
第5位タイ2本目は、新潟県の越銘醸が造る「山城屋 瑠水」。Japan Cellar Pointは94.3点です。
「一本〆」という希少な酒米を使用した一本で、アルコール度数は15%以下。低アルコールで飲みやすく仕上げられています。
JC BLICUでは、Balance(バランス)とUniqueness(個性)がともに9.0と高評価。さらに全項目で8.5以上を獲得しており、総合的な完成度の高さが際立つ辛口の日本酒です。
ペアリングは、ノドグロの握り、金目鯛の白煮、オマールのラビオリ、甘エビのタルタルなどがおすすめ。旨味のしっかりしたシーフードとともに楽しみたい一本です。
味わい
繊細で奥行きのある香りの第一印象。熟したリンゴや洋梨に忍冬のような華やかさと共に、フレッシュアーモンドやややクリーミーな印象も加わる。ディテールに溢れる。
味わいに関しても複雑で深みがあり、多層的なフレーバーが広がっていく。密度の高いミッドパレットに長い余韻が続いていく。
Reviewer: Wataru Iwata
4位 王祿 渓 純米55% 生詰|94.7点
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爽やかさと骨格が共存する、力強い辛口
第4位は、島根県の王祿酒造が造る「王祿 渓 純米55% 生詰」。Japan Cellar Pointは94.7点です。
山田錦から造られた純米吟醸で、生詰酒ならではのフレッシュさを楽しめる一本。低アルコールで飲みやすく仕上げられています。淡麗辛口で爽やかな味わいを、しっかり冷やして楽しむのがおすすめです。
JC BLICUでは、Intensity(強さ)9.7と圧倒的な高評価。さらにLength(余韻)9.2、Balance(バランス)9.0と、3項目で9点台を獲得しています。爽やかな飲み口の中にも、しっかりとした骨格と力強さを感じられる仕上がりです。
ペアリングは、フキノトウのお浸し、サンマの塩焼き、生ハムメロン、ポップコーンシュリンプなどがおすすめ。フルーツを使った前菜から、苦味を感じる料理、シーフードまで、多彩な料理と合わせて楽しみたい一本です。
味わい
青いメロンや白い花を思わせる凛とした香り。
口に含むと透明感のある旨味が静かに広がり、引き締まった酸とともに骨格を形成する。生詰らしいフレッシュさと緊張感があり、余韻はドライで端正に切れ上がる。
Reviewer: Kota Narusawa
3位 満寿泉 貴醸酒 オーク樽熟成|96.0点
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Japan Cellar初の95点超。スケールの大きさが際立つ貴醸酒
第3位は、富山県の桝田酒造店が造る「満寿泉 貴醸酒 オーク樽熟成」。Japan Cellar Pointは96.0点です。Japan Cellarで初めて95点を超えた貴醸酒がTOP3にランクインしました。
仕込み水の代わりにお酒を使って仕込まれる貴醸酒で、アルコール度数は15%以下。初心者でも飲みやすい設定です。甘口を冷やで楽しむことで、貴醸酒ならではのまろやかさを堪能できます。
JC BLICUでは、Length(余韻)9.8と極めて高い評価を獲得。Intensity(強さ)やComplexity(複雑性)も圧倒的な水準で、味わいのスケールの大きさが際立つ一本です。
ペアリングは、アナゴの煮つけ、ナスの味噌田楽、鴨ロースのロースト 干しイチジクとオレンジの軽い煮詰め、ブルーチーズとドライフルーツなどがおすすめ。甘めの味付けやフルーツを使った料理と合わせて楽しみたいお酒です。
味わい
黄金色の外観。幾層にも折り重なる複雑な香り。オレンジマーマレードやドライイチジク、干しシイタケ、醤油、八角や蒸し米の組み合わせによる粽のヒント、ヘーゼルナッツにクミンシード。
複雑でスパイシーな甘みを下支えする溶け込んだ酸味が示すハーモニー。味わいを構成するそれぞれの要素が混然一体となり、焦点の定まった非常に長い余韻をもたらす。高い凝縮感とともに、複雑性や口当たりの滑らかさが高い品質を示す。
Reviewer: Atsuhide Hoshiyama
2位 醸し人九平次 純米大吟醸 黒田庄に生まれて|96.2点
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エレガントな辛口の傑作。繊細さと透明感を極めた一本
第2位は、愛知県の萬乗酒造が造る「醸し人九平次 純米大吟醸 黒田庄に生まれて」。Japan Cellar Pointは96.2点です。エレガントな辛口の傑作が、惜しくも第2位でランクインしました。
山田錦を使用した純米大吟醸で、アルコール度数は16〜18%。繊細さと透明感を極めたスタイルです。みずみずしく澄んだ飲み口で、華やかでありながら、すっと伸びる透明感が印象的。軽やかさと気品を併せ持っています。
JC BLICUでは、Complexity(複雑性)10.0、Balance(バランス)9.5と極めて高い評価。精緻な構造の中に多層的な要素が調和した、圧倒的な完成度を誇る一本です。
ペアリングは、舞茸の天ぷら 抹茶塩、平目の昆布締め 薄造り、白身魚のカルパッチョ、帆立貝のバターソテーなどがおすすめ。繊細な魚介料理を中心に、その透明感のある味わいと合わせて楽しめます。
味わい
透明感の高い淡いクリスタルの外観。香りは白桃や洋梨、林檎のピュアな果実に、スミレや白い花の繊細なフローラルが重なり、黒田庄のテロワールを想起させる清らかさを備える。
口当たりは非常に滑らかで、純米大吟醸らしい洗練された甘味と旨味が静かに広がり、張りのある酸が全体を美しく支える。中盤にはほのかなミネラルと米の芯が現れ、味わいに奥行きを与えている。長い余韻は気品と透明感を保ちながらエレガントに収束する。
Reviewer: Kota Narusawa
1位 にいだしぜんしゅ 純米原酒|96.7点
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Japan Cellar歴代最高得点。圧倒的な評価を獲得した純米原酒
2026年上半期日本酒ランキング第1位は、福島県の仁井田本家が造る「にいだしぜんしゅ 純米原酒」。Japan Cellar Point 96.7点を獲得し、歴代最高得点となった一本です。
アルコール度数は16%以上と、原酒ならではのしっかりとした飲み応えがあり、米の旨味を純米酒で存分に味わえます。やや甘口で、ぬる燗で楽しむのがおすすめ。まろやかでコク深い味わいに仕上がっています。
JC BLICUでは、Length(余韻)、Intensity(強さ)がともに9.7など、圧倒的な高評価。さらにExecutive Reviewerの井黒氏は99点と、ほぼ満点の評価をつけています。2026年上半期の頂点にふさわしい完成度を示した一本です。
ペアリングは、山菜の炊き込みご飯、マナガツオの幽庵焼き、カニクリームコロッケ、豚肩ロース ハニーマスタードなどがおすすめ。旨味やコクが豊かな料理と合わせて楽しみたいお酒です。
味わい
ココナッツを思わせるアジアンなニュアンスの香り。第一印象は柔らかいが、リコリスや白胡椒のスパイス感が重なり、香りに奥行きを与える。
それらの複雑な要素を、乳酸由来の厚みのある酸が包み込み、味わい全体をしなやかにまとめている。
Reviewer: Yoshinobu Kimura
2026年上半期は、タイプの異なる日本酒が高得点を獲得
2026年上半期のランキングは、9位タイでも93.5点、TOP3はすべて96点以上という非常に高い水準になりました。
1位は、Japan Cellar歴代最高となる96.7点を獲得した「にいだしぜんしゅ 純米原酒」。2位には繊細さと透明感が際立つ「醸し人九平次 純米大吟醸 黒田庄に生まれて」、3位には貴醸酒ならではのまろやかさと圧倒的な余韻を持つ「満寿泉 貴醸酒 オーク樽熟成」が入りました。
上位10本を見ても、淡麗辛口、華やかな純米吟醸、透明感を追求した純米大吟醸、甘口の貴醸酒、コク深い純米原酒と、そのスタイルはさまざまです。特定の味わいだけが高く評価されたのではなく、それぞれが目指すスタイルの中で高い完成度を実現した日本酒が上位に並ぶ結果となりました。
好みの味わいから選ぶのはもちろん、料理とのペアリングや飲む温度にも注目しながら、自分に合った一本を探してみてください。
Japan Cellarでは、これからもトップソムリエを含むお酒のプロがJC BLICUに基づいて日本酒を評価し、その味わいと個性を紹介していきます。
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