飲み方・ペアリング 更新 読了目安 13 分

米焼酎おすすめ7選|トップソムリエを含むお酒のプロが選ぶ本当に美味しい米焼酎ランキング

米焼酎おすすめ7選|トップソムリエを含むお酒のプロが選ぶ本当に美味しい米焼酎ランキング

この記事の要点

米焼酎おすすめ7選をトップソムリエを含むお酒のプロが評価。鳥飼、川辺、六調子、誉の露、武者返し、常圧豊永蔵、吟醸 房の露をランキング形式で紹介。Japan Cellar Point、詳しいテイスティングノート、おすすめの飲み方や料理とのペアリングも解説します。

米焼酎の多彩な魅力をプロの評価で比較

米焼酎というと、すっきりとして飲みやすいお酒をイメージする方も多いかもしれません。しかし、実際には華やかな吟醸香を持つフルーティーなタイプから、米の豊かな旨味と骨太なコクを楽しめるタイプ、長期熟成による複雑でまろやかなタイプまで、さまざまな個性があります。

今回は、Japan Cellarがレビューした米焼酎の中から、高い評価を獲得した7本をランキング形式で紹介します。

Japan Cellarでは、トップソムリエを含むお酒のプロ3名が、独自の評価基準「JC BLICU」を用いて、お酒を客観的に評価しています。

JC BLICUは、Balance(バランス)・Length(余韻)・Intensity(強さ)・Complexity(複雑さ)・Uniqueness(個性)の5項目からなる評価基準です。

今回のランキングでは、プレミアム焼酎の定番から、米の風味をしっかりと楽しめる個性的な銘柄まで、幅広いスタイルがランクインしました。

それぞれの評価ポイントや詳しいテイスティングノート、おすすめの飲み方、料理とのペアリングを紹介します。


7位 吟醸 房の露|Japan Cellar Point 87.7

澄んだ清涼感と穏やかな吟醸香を楽しむ一本

吟醸 房の露|Japan Cellar Point 87.7

評価のポイント

バランス8.3、強さ8.0と高評価。突出した個性ではなく、米焼酎の特徴をきれいにまとめた点が評価されています。

澄んだ清涼感のある香りと、穏やかな吟醸香が特徴。きめ細かな口当たりと、アルコールによる中盤のふくらみが調和した、上品な米焼酎です。

テイスティングノート

グレープフルーツの果肉やスズランの花を思わせる、澄んだ清涼感のある香り。エストラゴンや上新粉のニュアンスに、ほのかなスモーキーさが重なり、穏やかな吟醸香がエレガントな印象を与えます。

口当たりはスムースできめ細かく、透明感のある吟醸香と調和した優美な味わい。中盤にはアルコールによるふくらみが現れ、味わいに充実感をもたらします。

テイスティングノート:Atsuhide Hoshiyama

おすすめの飲み方・ペアリング

爽やかですっきりした飲み口を楽しむなら、ロックがおすすめです。

焼き白子のスダチ添え、平目の薄造り ポン酢ともみじおろし、ローストポーク リンゴとハーブのソテー添え、蒸し鶏とグレープフルーツのサラダなどと好相性。

繊細なシーフードの前菜や、フルーツのアクセントが効いた料理と合わせて楽しみたい一本です。

詳細なレビューはこちら


5位タイ 武者返し 米|Japan Cellar Point 89.0

常圧蒸留ならではの骨太なコクと香ばしさ

武者返し 米|Japan Cellar Point 89.0

評価のポイント

バランス8.5、複雑さ8.2と高評価。香りと味わいの複雑さに加え、多彩な要素を見事に調和させた点が評価されています。

常圧蒸留ならではの骨太なコクと、米由来の豊かな旨味、穏やかな甘みが特徴。香ばしさとふくよかさを楽しめる一本です。

テイスティングノート

ふくよかで力強さを感じさせる香り。炊きたての米やつきたての餅、甘酒を思わせる柔らかな穀物香を主体に、栗やきな粉、茹で落花生のほっくりとした甘やかさが重なります。

奥には米糠や干し草、白胡椒を思わせる乾いたニュアンスが現れ、素朴さの中に複雑な表情を覗かせます。

口当たりは丸く滑らかで、米由来の豊かな旨味と穏やかな甘みが厚みを伴って広がります。常圧蒸留ならではの骨太なコクが味わいに芯を与えながら、アルコールは柔らかく溶け込み、力強さとまろやかさが心地よく調和しています。

後半には穀物の旨味とほのかな香ばしさがさらに膨らみ、優しい甘みをまといながら、温かみのある長い余韻へとゆったり続きます。

テイスティングノート:Yuuka Tsuru

おすすめの飲み方・ペアリング

まろやかで旨味豊かな飲み口を楽しむなら、お湯割りがおすすめです。

和食では、里芋の揚げ出しや豚バラと大根の含め煮。洋食では、じゃがいもニョッキの茸クリームソースや、栗とパルミジャーノのリゾットと好相性です。

しっかりとした味付けの料理や、クリーム、チーズを使ったソースの料理と合わせて楽しみたい一本です。

詳細なレビューはこちら


5位タイ 有機米焼酎 常圧豊永蔵|Japan Cellar Point 89.0

豊かな穀物感としっかりした骨格を持つ力強い米焼酎

有機米焼酎 常圧豊永蔵|Japan Cellar Point 89.0

評価のポイント

強さ8.5、複雑さ8.0と高評価。多層的な香味の要素それぞれに力強さが感じられる点が評価されています。

原料や製法の特徴が明確に表れた、豊かな穀物の香りとしっかりした骨格を持つ、力強い米焼酎です。

テイスティングノート

玄米やトーストしたパンに、麦わらを思わせる香り。原料や醸造方法に由来するニュアンスがしっかりと感じられます。

口に含んでも豊かな穀物感が続き、かすかなグリップ感が味わいに複雑さを与えます。

アルコールによるボリューム感としっかりした骨格がバランスよく調和した、ふくよかで飲みごたえのある一本です。

テイスティングノート:Atsuhide Hoshiyama

おすすめの飲み方・ペアリング

豊かな香りと、骨格のしっかりしたふくよかな味わいを楽しむなら、ロックがおすすめです。

詳細なレビューはこちら


4位 誉の露|Japan Cellar Point 89.7

上品な飲み口と芯のある力強い余韻

誉の露|Japan Cellar Point 89.7

評価のポイント

余韻8.5、強さ8.2と高評価。しっかりと長く続く余韻が特徴で、上品さの中に芯のある力強さを感じさせる、完成度の高い米焼酎です。

米由来の柔らかな甘みと、かめ貯蔵による穏やかな熟成香が調和。軽やかさとふくよかさを併せ持つ味わいが魅力です。

テイスティングノート

軽やかさの中に、米の風味や旨味を感じさせる一本です。

香りは上品で、米由来の柔らかな甘みと、かめ貯蔵による落ち着いた熟成香が穏やかに広がります。常圧蒸留ならではの厚みがほのかに感じられ、香ばしさとふくよかさが調和しています。

口当たりはまろやかで滑らか。ふくよかな旨味がじんわりと広がり、後口にはすっきりとした甘みとコクが残ります。

軽やかな飲み口ながらも芯がぶれず、力強い余韻が長く続きます。

テイスティングノート:Taku Iguro

おすすめの飲み方・ペアリング

華やかでふくよかな味わいをしっかり楽しむなら、ロックがおすすめです。

料理とのペアリングは、燻製ポテトサラダやスモークチキンと好相性。

誉の露が持つ香ばしさに合わせて、燻製料理など、香ばしい香りが特徴の料理と楽しみたい一本です。

詳細なレビューはこちら


3位 長熟特吟 六調子 米|Japan Cellar Point 90.8

長期熟成が生み出す複雑さとまろやかな一体感

長熟特吟 六調子 米|Japan Cellar Point 90.8

評価のポイント

バランス8.7、複雑さ8.7と高評価。長期熟成によって増した香りや味わいの複雑さと、熟成によるまろやかさが全体の一体感を高めている点が評価されています。

米由来の豊かな旨味と甘みに、発酵や乾物、香ばしいスパイスのニュアンスが幾層にも重なる、奥行きのある一本です。

テイスティングノート

落ち着きと深みを感じさせる香り。炊いた米や玄米餅を思わせるふくよかな穀物香に、熟した洋梨、ドライアプリコット、蜂蜜のような甘やかさが重なります。

さらに、味噌や醤油、干し椎茸を連想させる発酵や乾物のニュアンスが続きます。

時間の経過とともに、ローストアーモンドやカカオ、黒糖、シナモンを思わせる香ばしく温かな香りが現れ、長期熟成ならではの複雑な表情を見せます。

口当たりは非常に滑らかで、熟成によって丸みを帯びたアルコールが、米由来の豊かな旨味と甘みを優しく包み込みます。

しっかりとした密度を感じさせながらも重たさはなく、穀物のコクと穏やかなスパイス感が味わいに奥行きを与えます。

香ばしさとほのかな甘みが幾層にも重なり、熟成によるまろやかさとともに、余韻はゆったりと長く上品に続きます。

テイスティングノート:Yuuka Tsuru

おすすめの飲み方・ペアリング

ふくよかでまろやかな酒質を楽しむなら、お湯割りがおすすめです。

和食では、鴨の朴葉味噌焼きや焼き椎茸のお浸し。洋食では、マッシュルームと熟成コンテのキッシュと好相性です。

さらに、黒糖と胡桃のフィナンシェなどの焼き菓子とも楽しめます。

旨味豊かな料理や濃厚な味付けの料理に加え、焼き菓子まで幅広く合わせられる一本です。

詳細なレビューはこちら


2位 川辺|Japan Cellar Point 91.3

力強い果実香とエレガントな飲み口が調和

川辺|Japan Cellar Point 91.3

評価のポイント

強さ8.8、バランス8.7と高評価。多彩でしっかりとした香りの要素を、上品に調和させている点が評価されています。

白桃や完熟バナナ、メロンを思わせる豊かな果実香と、透明感のあるエレガントな飲み口が特徴。力強さと上品さを併せ持つ、完成度の高い米焼酎です。

テイスティングノート

白桃や完熟バナナ、メロンを思わせるふくよかな果実香。そこに蒸し栗や餅、すあまのような和菓子の優しいニュアンスが重なり、香りに奥行きを与えます。

口当たりはまろやかで柔らかく、透明感のある味わいです。

後味にはキリッとした清涼感がありながら、米の風味が静かに残ります。

豊かな果実香と上品な飲み口が調和した、非常にエレガントな一本です。

テイスティングノート:Yuuka Tsuru

おすすめの飲み方・ペアリング

まろやかで華やかな飲み口を楽しむなら、水割りがおすすめです。

料理とのペアリングは、タイの昆布締めや帆立と柑橘のカルパッチョと好相性。

上品な酒質が、繊細なシーフードの冷製前菜とよく合います。

詳細なレビューはこちら


1位 鳥飼|Japan Cellar Point 91.7

華やかな吟醸香と透明感を兼ね備えたモダン米焼酎

鳥飼|Japan Cellar Point 91.7

評価のポイント

バランス8.7、個性8.5をはじめ、JC BLICUの全5項目で8点以上を獲得。特定の項目に偏らない総合的な完成度の高さが評価されています。

プレミアム焼酎の定番として知られる鳥飼は、華やかな吟醸香と透明感のある味わいが特徴。フルーティーな香りと軽快な飲み口が調和した、洗練されたモダンな米焼酎です。

テイスティングノート

吟醸の華やかさと透明感を兼ね備えた、モダンなスタイルの米焼酎です。

白桃やトロピカルフルーツを思わせるフルーティーな香りに、華やかな吟醸香が重なります。

口当たりは軽やかで滑らか。豊かな果実感を伴いながらもキレがあり、飲み飽きしにくい味わいです。

後口はすっきりとしており、余韻にはわずかな甘みと透明感が心地よく残ります。

テイスティングノート:Taku Iguro

おすすめの飲み方・ペアリング

フルーティーで華やかな香りを楽しむなら、ソーダ割りがおすすめです。特に暑い時期にはぴったりの飲み方です。

料理とのペアリングは、ホタテの刺身 煎り酒やペペロンチーノと好相性。

繊細な前菜はもちろん、油分の多い洋食とも合わせて楽しめます。

華やかな吟醸香と洗練された飲み口を楽しみたい方に、ぜひ試していただきたい一本です。

詳細なレビューはこちら


まとめ|自分の好みに合った米焼酎を見つけよう

今回のランキングでは、同じ米焼酎でありながら、香りや味わいに大きな違いが見られました。

第1位の鳥飼や第2位の川辺は、華やかな果実香とエレガントな飲み口が特徴。一方、武者返しや常圧豊永蔵は、米由来の穀物感や力強さが際立つタイプです。

また、第3位の長熟特吟 六調子では、長期熟成によって生まれる複雑な香りと、まろやかな味わいが高く評価されました。

飲み方にも違いがあり、ロックで香りや骨格を楽しむタイプ、お湯割りで旨味やまろやかさを楽しむタイプ、ソーダ割りで華やかな香りを楽しむタイプなど、それぞれにおすすめのスタイルがあります。

米焼酎を選ぶ際には、ランキングの順位だけでなく、自分の好みに合う香りや味わい、飲み方にも注目してみてください。

Japan Cellarでは、これからもトップソムリエを含むお酒のプロによる客観評価をもとに、日本酒・焼酎・ワインの魅力を紹介していきます。

この記事に関する動画はこちら

すべて見る →