旨口日本酒ランキングTOP7|お酒のプロが高評価したおすすめ日本酒
この記事の要点
おすすめ旨口日本酒ランキングTOP7。トップソムリエを含むお酒のプロがJC BLICUで客観評価。軽やかでフレッシュな旨口から、旨味豊かな濃醇タイプ、華やかでエレガントな辛口まで、高評価の日本酒を味わいやペアリング、おすすめの飲み方とともに詳しく紹介します。
日本酒の魅力の一つが、お米由来の豊かな旨味です。しかし、「旨口」といっても、必ずしも濃醇で重たい日本酒ばかりではありません。すっきりと軽やかな飲み口の中に旨味を感じるタイプから、力強く骨太なタイプ、華やかな香りと旨味が調和したタイプまで、その味わいはさまざまです。
Japan Cellarでは、トップソムリエを含むお酒のプロが実際にお酒をレビューし、**Balance(バランス)・Length(余韻)・Intensity(強さ)・Complexity(複雑性)・Uniqueness(個性)**の5項目からなる独自評価基準「JC BLICU」をもとに、Japan Cellar Pointを算出しています。
今回は、これまでJapan Cellarでレビューした日本酒の中から、旨味を楽しめる高評価の7本をランキング形式で紹介します。
軽やかでフレッシュな旨口から、豊かな旨味を持つ純米原酒、華やかでエレガントな辛口まで、それぞれの味わいやおすすめの飲み方、料理とのペアリングとともに紹介します。
7位 会津宮泉 純米|90.8点
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人気銘柄「寫樂」の酒蔵が醸す、旨味豊かな骨太の一本
第7位は、福島県の宮泉銘醸が造る「会津宮泉 純米」。Japan Cellar Pointは90.8点です。人気銘柄「寫樂」を醸す酒蔵が手がける、しっかりとした骨格を持つ一本です。
辛口で、おすすめはぬる燗。豊かな米の旨味と、まろやかな口当たりを存分に楽しめます。
JC BLICUでは、Balance(バランス)、Intensity(強さ)、Complexity(複雑性)がいずれも8.3と高評価。しっかりとした骨格を持ちながら、多様な要素が口の中で変化していく味わいを楽しめるお酒です。
ペアリングは、タコライスや鰆の煮つけ、キーマカレー、ミンスパイなどがおすすめ。しっかりとした味付けの料理にも寄り添うことができる一本です。
味わい
メロンやリンゴ、炊き立ての米、上新粉、ミルキーさも兼ね備えた香り。
味わいにはボリューム感があり、米由来の旨味をしっかりと持つ中に爽やかな酸味と甘味が味わいに抑揚を与える。心地よい苦味を伴うフィニッシュ。
Reviewer: Maika Yamamoto
6位 賀茂金秀 特別純米13|91.5点
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まろやかな旨味とフレッシュ感が共存する、軽やかな旨口
第6位は、広島県の金光酒造が造る「賀茂金秀 特別純米13」。Japan Cellar Pointは91.5点です。しっかりとした米の旨味と軽やかさが共存する、ユニークな一本です。
アルコールを低く抑えた軽やかで飲みやすいスタイルが特徴。冷やして楽しむことで、まろやかな旨味と、それに共存するフレッシュ感を味わえます。
JC BLICUでは、Balance(バランス)9.0、Complexity(複雑性)8.5と高評価。多層的な味わいと香りの要素がバランスよくまとまり、上品に仕上がったお酒です。
ペアリングは、真鯛の昆布締め、鯛の塩釜焼、桜エビとトマトのクロスティーニ、キノコとアンチョビのアヒージョなどがおすすめ。魚介の旨味と合わせて楽しみたい一本です。
味わい
香りはフレッシュで穏やか。瑞々しいメロンやユリのような白い花の香り、白玉粉や上新粉のような香り。アルコールを低く抑えた、全体的に軽やかで線が細く非常に飲みやすいフレッシュなスタイル。
口当たりからお米由来の甘みはしっかりとあるため、軽やかさと旨味が共存した非常にユニークな日本酒。
Reviewer: Hiroki Fujimori
5位 鳳凰美田 Black Phoenix 純米吟醸酒|92.2点
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豊かな旨味と清涼感。キレの良い爽やか系旨口
第5位は、栃木県の小林酒造が造る「鳳凰美田 Black Phoenix 純米吟醸酒」。Japan Cellar Pointは92.2点です。豊かな旨味と爽やかな飲み口をあわせ持つ、純米吟醸の一本です。
やや辛口で、おすすめは常温。豊かな旨味とともに、爽やかですっきりとした飲み口を楽しめます。
JC BLICUでは、Intensity(強さ)8.7、Length(余韻)8.5と高評価。味わいの持続性と存在感に優れたお酒です。
ペアリングは、冷やしおでんやカツオのたたきなどの和食、ハーブチキンやグリル野菜などがおすすめ。旨味と清涼感をあわせ持つ料理と好相性です。
味わい
トップは華やかさを抑えた落ち着いた香り立ち。ハーブやスパイスを思わせるセイバリーなニュアンスに、青草のようなフレッシュさが重なります。瓶燗火入れ由来の安定感があり、香味はシャープでドライ。
味わいはキレが良く、余計な甘さを残さず、すっと引く後口が印象的です。凛とした清涼感と潔さがあり、食中酒としても非常に優秀な一本。
Reviewer: Aya Mizukami
4位 義侠 純米原酒 70%|92.3点
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純米原酒ならではの力強さと、複雑な旨味を楽しめる骨太の一本
第4位は、愛知県の山忠本家酒造が造る「義侠 純米原酒 70%」。Japan Cellar Pointは92.3点です。純米原酒ならではの力強さと、厚みのある旨味が特徴の一本です。
やや辛口で、おすすめは冷や。華やかさとともに、豊かな旨味をしっかりと楽しめます。
JC BLICUでは、Intensity(強さ)9.2、Complexity(複雑性)9.0と高評価。パワフルさを持ちながらも単調にならない複雑さをあわせ持つ、奥行きのあるお酒です。
ペアリングは、鰻の白焼き、茶わん蒸し、アワビのポシェ、ホタテのソテーなどがおすすめ。旨味豊かなシーフードのメイン料理と合わせて楽しみたい一本です。
味わい
やや濃度感のある透明な外観。香りは穏やかで、蒸し米や炊き立ての飯、ほのかな穀物の甘香に、ナッツや白胡椒のニュアンスが重なる。
口当たりは力強く、純米原酒らしい厚みのある旨味が骨格を形成しつつ、70%精米由来の米の滋味が素直に広がる。中盤からは張りのある酸とほろ苦さが現れ、味わいを引き締めながら直線的に展開。余韻も長く、旨味が口中で続く。
Reviewer: Kota Narusawa
3位 常山 特別栽培米 美山錦|94.0点
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繊細さと複雑さが調和する、エレガントな旨口辛口
第3位は、福井県の常山酒造が造る「常山 特別栽培米 美山錦」。Japan Cellar Pointは94.0点です。繊細さと複雑さを兼ね備えた、エレガントな辛口の一本です。
辛さを控えめにしたやや辛口で、おすすめは冷や。豊かな旨味とすっきりとした味わいを楽しめます。
JC BLICUでは、Complexity(複雑性)9.2、Intensity(強さ)9.0と高評価。繊細さと複雑さを持ちながらも、華やかな香りと味わいがしっかりと感じられるお酒です。
ペアリングは、おでんや軽く炙ったホタテのカルパッチョなどがおすすめ。シーフードの旨味を感じられる料理と合わせて楽しみたい一本です。
味わい
透明感のある色調。柑橘や幸水梨のような香りと白百合、ヒノキのような清涼感と、わずかに上新粉のような上品な米の香りがアクセントを添える。
旨味を伴ったまとまりのあるコンパクトなエントリー、デリケートな酸と甘みのバランス、余韻のキレの良さが調和する淡麗な味わい。
Reviewer: Takuma Yamada
1位タイ 上川十勝 純米吟醸|94.3点
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華やかな香りとふくよかな旨味。余韻まで楽しめる完成度の高い一本
第1位タイの1本目は、北海道の上川大雪酒造が造る「上川十勝 純米吟醸」。Japan Cellar Pointは94.3点です。華やかな香りとボリュームのある旨味をあわせ持つ純米吟醸です。
辛口寄りで、おすすめは常温。華やかな香りとともに、ふくよかでしっかりとした旨味を楽しめます。
JC BLICUでは、Length(余韻)9.3、Balance(バランス)9.0と高評価。味わいの持続性とバランスに優れた、完成度の高いお酒です。
ペアリングは、ゴーヤチャンプルー、ニラのチヂミ、タコのフリッタータ、ボボディなどがおすすめ。幅広い食材を使った、しっかりとした味わいのメイン料理を受け止める懐の深さを持つ一本です。
味わい
透き通ったシルバー。香りは非常に華やかで、ハニーデューメロン、金木犀、白玉も思わせる香りが非常にピュアで、フローラルな印象を与える。
味わいは非常にボリューム感があり、ずっしりとした印象。柔らかな甘みと共に中盤から苦味や旨味を伴う味わいが全体を引き上げ、広がるような余韻を与える。
Reviewer: Maika Yamamoto
1位タイ 山城屋 瑠水|94.3点
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上品な香りと奥深い旨味。総合力に優れた完成度の高い一本
第1位タイの2本目は、新潟県の越銘醸が造る「山城屋 瑠水」。Japan Cellar Pointは94.3点です。上品な香りと奥深い味わいをあわせ持つ、完成度の高い一本です。
やや辛口で、おすすめは冷ための冷や。まろやかな口当たりと豊かな旨味を楽しめます。
JC BLICUでは、Balance(バランス)とUniqueness(個性)がともに9.0と高評価。さらに、5項目すべてが8.5以上と、総合的な完成度の高さが際立つ辛口の日本酒です。
ペアリングは、山菜の天ぷら、筍の煮浸し、生ハムとルッコラのピザ、プティポワ・ア・ラ・フランセーズなどがおすすめ。少し苦みのある料理と合わせて楽しみたい一本です。
味わい
メロンや和梨、竹や新緑、つきたての餅のような妖艶な香りをもち、全体的に繊細で上品さを伴う香りの印象。
口に含むと優しく、まろやかな酸が広がり、中盤にかけて旨味の伴った苦味が全体を下支えする。
Reviewer: Maika Yamamoto
旨口日本酒の魅力は、旨味とさまざまな要素の調和にある
今回のランキングでは、7本すべてがJapan Cellar Point 90点以上を獲得しました。その味わいを比較すると、旨口日本酒の多様性がよく分かります。
「賀茂金秀 特別純米13」のように軽やかでフレッシュな飲み口と旨味を両立した一本もあれば、「義侠 純米原酒 70%」のように力強く骨太な旨味を楽しめるお酒もあります。
また、「鳳凰美田 Black Phoenix 純米吟醸酒」や「常山 特別栽培米 美山錦」のように、すっきりとした辛口でありながら、しっかりとした旨味を感じられる日本酒もランクインしました。
そして第1位は、「上川十勝 純米吟醸」と「山城屋 瑠水」の2本。ともに94.3点という高得点ですが、前者は華やかな香りとボリュームのある旨味、後者は上品な香りと奥深い味わいが特徴です。
このように、旨口日本酒の魅力は単に旨味が強いことではありません。旨味が酸味や苦味、甘味、香りとどのように調和し、余韻までどのような味わいを生み出すかによって、それぞれ異なる個性が生まれます。
また、旨味豊かな日本酒は料理との組み合わせも楽しみの一つです。繊細な魚介料理から、しっかりと味付けされた肉料理まで、お酒の特徴に合わせたペアリングを選ぶことで、その魅力をより深く楽しめます。
今回のランキングも参考に、軽やかなタイプから濃醇なタイプまで、自分好みの旨口日本酒を探してみてください。
Japan Cellarでは、これからもトップソムリエを含むお酒のプロがJC BLICUに基づいて日本酒を評価し、その品質と個性を紹介していきます。
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