水流 友香

水流 友香

銀座花りん本店 女将

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レビュー

プロフィール

1997年東京都生まれ。調理師専門学校にて日本料理を2年間学んだ後、東京吉兆 帝国ホテル店へ入社。料理とお酒の相乗効果による偉大さに感銘を受け、2022年にSAKE DIPLOMAを取得。 現在はおばんざい小料理屋、銀座花りんにて全国各地の日本酒とお料理を提供。27歳にして女将に就任し、日本酒ペアリングにも力を入れている。

レビュー

武者返し 米25%
武者返し 米25%

寿福酒造場

総合 89.0 /100

炊きたての米やつきたての餅、甘酒を思わせる柔らかな穀物香を主体に、栗やきな粉、茹で落花生のほっくりとした甘やかさが重なる。奥には米糠や干し草、白胡椒を思わせる乾いたニュアンスが現れ、素朴さの中に複雑な表情を覗かせる。口当たりは丸くなめらかで、米由来の豊かな旨味と穏やかな甘みが厚みを伴って広がる。常圧蒸留ならではの骨太なコクが味わいに芯を与えながら、アルコールは柔らかく溶け込み、力強さとまろやかさが心地よく調和する。後半には穀物の旨味とほのかな香ばしさがさらに膨らみ、優しい甘みを纏いながら、温かみのある長い余韻へとゆったり続いていく。

投稿日: 2026年10月10日

長熟特吟六調子 米25%
長熟特吟六調子 米25%

六調子酒造

総合 89.0 /100

炊いた米や玄米餅を思わせるふくよかな穀物香に、熟した洋梨、ドライアプリコット、蜂蜜のような甘やかさが重なり、味噌や醤油、干し椎茸を連想させる発酵と乾物のニュアンスが後を追う。時間の経過とともに、ローストアーモンドやカカオ、黒糖、シナモンを思わせる香ばしく温かなニュアンスが現れ、長期熟成ならではの複雑な表情を見せる。口当たりは非常になめらかで、熟成によって丸みを帯びたアルコールが米由来の豊かな旨味と甘みを優しく包み込む。しっかりとした密度を感じさせながら重たさはなく、穀物のコクと穏やかなスパイス感が味わいに奥行きを与える。香ばしさとほのかな甘みが幾層にも重なり、熟成によるまろやかさとともに、余韻はゆったりと長く上品に続いていく。

投稿日: 2026年10月10日

東一 山田錦純米酒
東一 山田錦純米酒

五町田酒造

総合 90.0 /100

まだ硬さを残した洋梨の瑞々しい果実香から、炊きたての白米やつきたての餅を思わせる力強い穀物香、きな粉やカラメルの香ばしく甘やかなニュアンスへと広がる。米由来の豊かな旨味と厚みを穏やかな酸が支え、ほのかな苦味とともに端正な余韻へと続く。

投稿日: 2026年10月10日

御前酒 1859
御前酒 1859

辻本店

総合 91.5 /100

あんずや完熟した黄桃の熟度の高い果実香に、ドライアプリコットの凝縮した甘酸っぱさ、アーモンドやカシューナッツを思わせるオイリーなニュアンスが重なる。お米の豊かな旨みと厚みを、骨格のある酸が引き締め、長い余韻へと続く。

投稿日: 2026年10月10日

いづみ橋 恵 青 純米吟醸
いづみ橋 恵 青 純米吟醸

泉橋酒造

総合 90.0 /100

マスカットや青肉メロン、洋梨の果実香に、アカシアやスズランの可憐なフローラル香、ライムの果皮や若葉の清涼感、上新粉の柔らかな穀物香が重なる。ふくよかな米の旨味を伸びやかな酸が支え、爽やかさを纏った端正な余韻へと続く。

投稿日: 2026年10月10日

浦里 純米吟醸 ひたち錦
浦里 純米吟醸 ひたち錦

浦里酒造店

総合 92.5 /100

香りは穏やかながらも、青肉メロンやバナナ、マスカット、ライチの果実香にアカシアの花を思わせるアロマが重なる。口当たりはなめらかで、白玉団子のような柔らかな甘やかさを土台に、しなやかな酸が美しく調和する。

投稿日: 2026年10月10日

川越 芋 25°
川越 芋 25°

川越酒造場

総合 90.0 /100

穏やかで品のある印象。栗きんとんやスイートポテトを思わせるふくよかでボリュームのある甘やかさに、ほのかに香るすあまやういろうのような上品な米菓子の柔らかなニュアンスが寄り添う。口当たりはなめらかで、軽やかさを感じさせながらも、中盤から徐々に旨味の厚みとコクが広がり、穏やかな複雑性を伴いながら味わいに奥行きを与える。全体を通して柔らかく調和が取れており、余韻には上品な甘やかさを残しながら、澄んだ印象とともに綺麗にフィニッシュする。

投稿日: 2026年07月18日

千亀女 かめ壺仕込み 芋 25°
千亀女 かめ壺仕込み 芋 25°

若潮酒造

総合 89.0 /100

穏やかで奥行きのある印象。蒸したさつま芋や焼き栗のほくほくとした甘やかさが主体となり、茹で落花生やカシューナッツ、マッシュルームに、杉を思わせる爽やかなニュアンスと穏やかなスパイス感が折り重なる。時間の経過とともに、和三盆のような繊細な甘みが顔を覗かせる。口当たりはとても柔らかく、ふくよかな甘みとコクがゆったりと口中に広がる。まろやかさが全体を包み込み、穏やかなスパイス感とほのかな土っぽさが味わいに奥行きを与える。アルコールは滑らかに溶け込み、豊かな風味を支えながら心地よい一体感を生み出す。香ばしさと優しい甘やかさを纏いながら、余韻は穏やかに上品にまとまっていく。

投稿日: 2026年07月18日

AKABU 純米酒
AKABU 純米酒

赤武酒造

総合 90.5 /100

フレッシュでみずみずしいアロマ。白桃や洋梨の果実香から始まり、スズランやユリ、上新粉や白玉団子を思わせる優しいお米の香りへとつながる。キレイなお米の旨みと洗練された酸が全体を優しく包み込み、軽やかで上品な余韻へと導く。

投稿日: 2026年07月18日

シン・ツチダ 生もと純米90%
シン・ツチダ 生もと純米90%

土田酒造

総合 92.0 /100

複雑みを帯びた深みのある香り。炒った玄米や干し椎茸、ローストアーモンドを思わせる香ばしさに、シナモンやプルーンの甘やかさ、たくあんや醤油を連想させる発酵のニュアンスが折り重なる。密度の高い旨みと生酛由来の野太い酸が調和し、長い余韻へと続いていく。

投稿日: 2026年07月18日