北陸の日本酒おすすめ6選|お酒のプロが選ぶ新潟・石川・福井・富山の日本酒
この記事の要点
トップソムリエを含むお酒のプロが高評価した北陸の日本酒6選。新潟・石川・福井・富山から、味わいや評価、おすすめの飲み方、料理とのペアリングを詳しく紹介。北陸旅行やお酒好きの方へのお土産選びにも役立つ日本酒ガイドです。
日本を代表する日本酒の産地、北陸地方。今回は、新潟・石川・福井・富山から、Japan Cellarがおすすめする日本酒6本を紹介します。
Japan Cellarでは、トップソムリエを含むお酒のプロ3名が、**Balance(バランス)・Length(余韻)・Intensity(強さ)・Complexity(複雑さ)・Uniqueness(個性)**の5項目からなる独自の評価基準「JC BLICU」を用いて、お酒を客観的に評価しています。
今回紹介するのは、フルーティーでエレガントな日本酒から、米の豊かな旨味を楽しめるクラシックスタイルまで、それぞれ異なる魅力を持つ6本です。
※ピックアップした銘柄は、過去にレビューしたものの中から、上半期ランキングに登場していない商品で、Japan Cellar Point90点以上の商品から選んでいます。
新潟県
全国一の酒蔵数を誇る、日本を代表する酒どころ、新潟県。今回は2本を紹介します。
雅楽代 月華|Japan Cellar Point 92.2
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評価のポイント
個性9.0、バランス8.5と高評価。多層的な味と香りの要素をバランスよくまとめながら、造り手の個性もしっかりと感じられる一本です。
山田錦を使用した純米酒。ABVは15%以下と低めで、上品な淡麗辛口に仕上がっています。
テイスティングノート
メロンや青リンゴの香りに、バナナのニュアンスも感じられるフルーティーな香り。華やかすぎることなく、エレガントにまとまっています。
口に含むと、軽やかでみずみずしいアタック。きれいな酸味が感じられ、軽快で爽やかな味わいに仕上がっています。余韻に現れる心地よい苦味が、味わい全体を引き締めます。
フルーティーな香りとすっきりした飲み口を併せ持ち、幅広い料理と合わせて楽しめる一本です。
おすすめの飲み方・ペアリング
辛口で淡麗、すっきりとした飲み口を楽しむため、よく冷やして飲むのがおすすめです。
ふきのとうのお浸し、茹でホタルイカ、ピサンリのサラダ、ポップコーンシュリンプなどと好相性。苦味のアクセントがある料理や、シーフードと合わせて楽しみたい一本です。
加茂錦 荷札酒 黄水仙 純米大吟醸|Japan Cellar Point 94.0
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評価のポイント
バランス、余韻、強さの3項目が9点以上の高評価。多層的な要素が口の中で刻々と変化し、余韻まで続きます。
雄町で造られた純米大吟醸。低アルコールで飲みやすく、Japan CellarのフルーティーランキングでNo.1となった一本です。
テイスティングノート
穏やかでフレッシュ、繊細なアロマ。グリーンバナナやメロンにラベンダーのエレガントな香りが重なり、ほのかにエストラゴンや米粉、石灰のニュアンスも感じられます。
口当たりは流れるようにスムース。それでいて十分な凝縮感があり、中盤には優しいふくらみを感じます。溶け込んだ酸味と磨き込まれた穀物感が、味わいに複雑さを与えます。
フルーティーながらすっきりとした、エレガントで繊細な一本です。
おすすめの飲み方・ペアリング
甘さのバランスがよく、冷酒がおすすめです。
生湯葉の前菜や、米粉のガレットとハーブサラダとのペアリングがおすすめ。繊細で軽やかな前菜料理と楽しみたい一本です。
石川県
加賀百万石の伝統を受け継ぐ酒どころ、石川県からも2本を紹介します。
菊姫 鶴乃里|Japan Cellar Point 91.5
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評価のポイント
強さと複雑さがともに8.7と高評価。しっかりとした味わいに必要な強さと、単調にならない奥深さを併せ持っています。
山田錦から造られた純米酒。やや甘口で、濃醇かつ旨味豊かな味わいです。
テイスティングノート
ソラマメや根菜を思わせる、ホクホクとした穀物の香りに、深みのある熟成香が重なります。
穏やかな酸味に対して、米の豊かな甘みとリッチな旨味がたっぷりと溶け込んだ、ふくよかな味わい。しっかりとした旨味を楽しめる、王道のクラシックスタイルです。
ぬる燗にすることで、その豊かな旨味がさらに開きます。
おすすめの飲み方・ペアリング
ぬる燗がおすすめです。
牛筋煮込み、おでん、牛すね肉の赤ワイン煮込み、熟成ハードチーズなどと好相性。しっかりした味付けの肉料理やチーズと合わせて楽しみたい一本です。
吉田蔵U 百万石乃白|Japan Cellar Point 91.0
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評価のポイント
複雑さ8.7、バランスと個性がそれぞれ8.3と高評価。強いインパクトではなく、多様な要素を繊細にまとめ上げることで個性を発揮しています。
百万石乃白で造られた純米吟醸。ABVは11〜15%と低めで、やや甘口。日本酒初心者にも飲みやすい一本です。
テイスティングノート
香りは穏やかなバナナと米の甘み。ほのかなガス感と爽やかな酸が、味わいに軽快さと芯を与えています。
口当たりはさっぱりとしており、繊細で上品な仕上がり。低アルコールで軽やかに楽しめる甘口の日本酒です。
おすすめの飲み方・ペアリング
冷酒がおすすめです。
和食ではアオリイカの握り、洋食ではオマール海老のアメリケーヌソース 白トリュフ添えと好相性。シーフード料理と合わせて楽しみたい一本です。
福井県
豊かな米と水に恵まれた酒どころ、福井県からは常山を紹介します。
常山 特別栽培米 美山錦|Japan Cellar Point 94.0
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評価のポイント
複雑さ9.2、強さ9.0と高評価。繊細さと複雑さを持ちながら、華やかな香りと味もしっかりと感じられる一本です。
美山錦を使って造られた純米酒。ABVは低めで、飲みやすく仕上げられています。
テイスティングノート
凝縮した黄リンゴのアロマやジャスミンの豊かで芳醇な香り。そこにホワイトペッパーや、やや石灰を思わせるミネラルのニュアンスが重なります。
口当たりはとてもスムースで滑らか。シームレスな質感を持ち、多層的なフレーバーが長く持続します。
ほのかな旨味を伴う苦味が、味わいにコクとバランスを与えます。複雑さとエレガントさを併せ持った一本です。
おすすめの飲み方・ペアリング
甘みと辛みのバランスがよく、常温で楽しむことでお酒の繊細さを味わえます。飲み口はまろやかで、旨味豊かです。
白甘鯛の炭火焼きやリードヴォーのムニエルがおすすめ。しっかりした旨味や、苦味のアクセントがある料理と合わせたい一本です。
富山県
立山連峰の清冽な水に恵まれた酒どころ、富山県からは羽根屋を紹介します。
羽根屋 特別純米 瓶燗火入れ|Japan Cellar Point 90.7
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評価のポイント
バランス9.0のほか、余韻、複雑さ、個性がそれぞれ8.0と高評価。派手さはありませんが、味と香りに洗練された調和を感じる一本です。
五百万石で造られた特別純米。低アルコールで飲みやすく、穏やかな旨味と透明感のある香りを楽しめます。
テイスティングノート
爽やかさのある第一印象。青リンゴや和梨を思わせるみずみずしい香りが立ち、ほのかにフレッシュなニュアンスが重なります。
口当たりは軽快でスムース。五百万石らしいすっきりとした質感を軸に、控えめな旨味と伸びのある酸が調和し、無駄のない洗練された味わいを形成します。
余韻はクリアでキレがよく、軽やかな印象を心地よく残します。
おすすめの飲み方・ペアリング
やや辛口で、冷やして飲むのがおすすめ。華やかでフルーティーな香りを楽しめます。
白身魚の天ぷら、鰻の白焼き、白身魚のムニエル、舌平目のマリニエール風などと好相性。淡白なシーフード料理と合わせて楽しみたい一本です。
北陸の日本酒を、料理や旅と一緒に楽しむ
今回紹介した6本だけでも、北陸の日本酒には、軽快でフルーティーなタイプ、繊細でエレガントなタイプ、米の旨味をしっかり楽しめるクラシックスタイルなど、さまざまな個性があります。
ご自宅で美味しい料理とのペアリングを楽しむのはもちろん、北陸を旅行する際には、現地の料理と一緒にその土地のお酒を味わうのも楽しみ方のひとつです。
また、旅先で自分好みの一本を探したり、お酒好きの方へのお土産を選んだりする際にも、今回の評価やテイスティングノート、ペアリングを参考にしてみてください。
Japan Cellarでは、これからもトップソムリエを含むお酒のプロによる客観評価をもとに、日本酒・焼酎・ワインの魅力を紹介していきます。
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