8月の焼酎おすすめ6選|トップソムリエを含むお酒のプロが高評価した焼酎ランキング
この記事の要点
トップソムリエを含むお酒のプロが高評価した8月の焼酎6選。武者返し、佐藤 黒、六調子、青鹿毛、中々、クラフトマン多田を、JC BLICUによる評価、詳しいテイスティングノート、おすすめの飲み方、料理とのペアリングとともにランキング…
Japan Cellarでは、トップソムリエを含むお酒のプロが、焼酎を客観的にレビューしています。
評価には、**Balance(バランス)、Length(余韻)、Intensity(強さ)、Complexity(複雑さ)、Uniqueness(個性)**の5項目から構成される独自指標「JC BLICU」を採用。それぞれの項目を評価し、Japan Cellar Pointを算出しています。
今回は、8月にレビューした焼酎の中から評価の高かった6本をランキング形式で紹介します。米・芋・麦と、幅広いタイプの焼酎がランクインしました。
第6位 武者返し 米|Japan Cellar Point 89.0
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熊本県・寿福酒造場の米焼酎。白麹を使い、常圧蒸留で造られています。香ばしさとふくよかさを楽しめる一本です。
評価のポイント
Balance 8.5、Complexity 8.2と高評価。香りと味わいを構成する要素が豊富で、それらを完成度高くまとめている点が評価されています。
テイスティングノート
外観はクリスタルカラーで、非常に高い粘性があります。
炊きたての新米や、ふくよかで温かみのあるスモーク、穀物の香り。常圧蒸留に由来する和栗やナッツ、アーモンドのような香ばしさに加え、オイリーで複雑な香りが重層的に重なります。
口当たりは非常に滑らかで、リッチでまろやかなテクスチャー。口に含むと、凝縮した米由来の甘みと深いコクが力強く広がり、引き締まった酸がアルコール感を引き締めます。
フィニッシュにかけては、アルコールの温かみとともに、心地よい苦味とヘーゼルナッツのような香ばしさが余韻を引き延ばします。香ばしさやふくよかさを楽しむなら、熱燗がおすすめです。
おすすめのペアリング
サバの味噌煮、チキン南蛮、ポルチーニのチーズリゾット、鶏肉のフリカッセ。しっかりした旨味を持つメイン料理も受け止める、懐の深い焼酎です。
第5位 佐藤 黒|Japan Cellar Point 90.5
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鹿児島県・佐藤酒造の芋焼酎。黄金千貫と黒麹を使用し、常圧蒸留で造られています。定番のプレミアム芋焼酎が安定のランクインです。
評価のポイント
Length 8.3、Balance 8.2と高評価。JC BLICUの全項目で8点以上を獲得しており、完成度の高さが評価に表れています。
テイスティングノート
芳醇で表情豊かな香りが第一印象。スイートポテトにオレンジのコンフィチュール、スイカズラのようなフローラルな印象も加わります。
飲み口はとてもスムースで、滑らかな質感が心地よい印象を与えます。余韻も長く、甘く香ばしい香りが持続します。
おすすめのペアリング
豚の角煮、酒盗のポテトサラダ、スモークサーモン、パテ・ド・カンパーニュ。油分や旨味がしっかりした料理と合わせて楽しみたい焼酎です。
飲み方はロックがおすすめです。
第4位 長熟特吟 六調子|Japan Cellar Point 90.8
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熊本県・六調子酒造の米焼酎。白麹を使い、常圧蒸留で造られています。熟成から生まれる上品な味わいが特徴です。
評価のポイント
Balance 8.7、Complexity 8.7と高評価。多彩な要素が絶妙なバランスでまとまっている点が評価されました。
テイスティングノート
透明感のあるシルバー。
穏やかながら多層的なアロマ。ナツメグやシナモンのスパイス感に、ポン菓子を思わせる米のニュアンスが溶け込みます。かすかに香る香木やジュニパーにアニスのヒントが重なり、香りに奥行きを与えます。
スワリングとともに、炊きたての米や練り切りを想起させる甘やかなニュアンスが現れ、上品な側面をのぞかせます。
熟成によってもたらされた、滑らかで一体感のあるテクスチャーが秀逸。穀物を思わせる甘みがふくよかな広がりをもたらすミッドパレットを経て、焦点の定まった長い余韻へと美しいグラデーションを描きます。じっくりと時間をかけて向き合いたい一本です。
おすすめのペアリング
蒸しアナゴ 山椒香る淡出汁餡、フォアグラのムース、黒毛和牛フィレのポワレ。素材の旨味を楽しみたい料理と合わせたい一本です。
飲み方はストレートがおすすめです。
第3位 青鹿毛 麦|Japan Cellar Point 91.3
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宮崎県・柳田酒造の麦焼酎。スモーキーな香ばしさを楽しめる一本です。
評価のポイント
Balance 9.0、Length 9.0と高評価。余韻まで心地よく楽しめる酒質が、評価にも表れています。
テイスティングノート
昔懐かしい麦こがしや、おせんべいを思わせる香ばしい穀物香が広がります。
口当たりは思いのほか柔らかく、なめらかな麦の優しい甘みが広がります。後半から余韻にかけて心地よい苦味とスパイシーなニュアンスが現れ、味わい全体を端正に引き締めます。
おすすめのペアリング
鶏の炭火焼き、からし蓮根、スモークチーズ、キャラメルやナッツを使ったタルト。料理のスモーキーな香ばしさと、焼酎のスモーキーさが調和します。
豊かな旨味とまろやかな飲み口を楽しむなら、ロックがおすすめです。
第2位 中々 麦|Japan Cellar Point 92.0
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宮崎県・黒木本店の麦焼酎。常圧蒸留で造られた、プレミアム麦焼酎の定番です。
評価のポイント
Balance 9.0、Length 9.0と高評価。広く受け入れられやすい酒質でありながら、奥深さも備えた個性的な一本です。
テイスティングノート
第一印象は、シャインマスカットを思わせるみずみずしく透明感のある果実香。口に含むと、そのフレッシュな香りが次第にほどけ、麦由来の穏やかな甘香ばしさが現れます。
余韻にかけては、焼きたてのブリオッシュを思わせる酵母のニュアンスと、ほのかにトースティーな香りへ。ひとつのグラスの中で、みずみずしい果実から穀物の甘み、香ばしさへと表情を変えていきます。
おすすめのペアリング
鶏の水炊き、明太子パスタ、オマール海老とビスク、鶏と生ハムのカツレツ。肉料理からシーフードまで、幅広い料理と合わせられる懐の深い一本です。
まろやかさと爽やかさが共存する酒質は、ロックで楽しむのがおすすめです。
第1位 クラフトマン多田 スパニッシュオレンジ 麦|Japan Cellar Point 92.3
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8月の焼酎ランキング第1位は、福岡県で造られる天盃の麦焼酎「クラフトマン多田 スパニッシュオレンジ」。ABV 25%です。飲み方によって多彩な味わいを楽しめる一本です。
評価のポイント
Complexity 9.0、Length 8.8、Uniqueness 8.8と高評価。多層的な要素が余韻まで表情を変えながら現れる、個性的な酒質が評価されました。
テイスティングノート
オレンジピール、熟した黄桃の香りに、ナッツの香ばしい香り。紅茶やハチミツのような香りもあり、フルーティーでさまざまな香りを取ることができます。
アタックはスムースで柔らかく、フレーヴァーにもナッツや紅茶を思わせる香りがあり、非常に印象的。心地よい甘みと柑橘のワタを思わせる苦味があり、軽快な仕上がりです。
ロックで飲んでも非常に美味しく、ソーダ割りにすると、より華やかな香りを楽しむことができ、さまざまな料理に合わせやすくなります。飲み方によって表情が大きく変わるため、食事に合わせて飲み方を変えながら一本で通して楽しむことができます。食事との相性が非常に良い焼酎です。
おすすめのペアリング
アナゴの天ぷら、イカの一夜干し、鶏肉のオレンジ煮、海老のフリット。前菜からメイン料理まで幅広く楽しめます。
華やかでフルーティーな飲み口を楽しむなら、ソーダ割りがおすすめです。
まとめ
8月の焼酎ランキングでは、米焼酎の武者返しと長熟特吟 六調子、芋焼酎の佐藤 黒、麦焼酎の青鹿毛、中々、クラフトマン多田 スパニッシュオレンジがランクインしました。
第1位は、Japan Cellar Point 92.3点のクラフトマン多田 スパニッシュオレンジ。Complexity 9.0、LengthとUniquenessが8.8と高く、飲み方によって表情を変えながら食事を通して楽しめる一本です。
Japan Cellarでは、今後もトップソムリエを含むお酒のプロによる客観レビューをもとに、日本酒・焼酎・ワインを紹介していきます。
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