日本酒
酒蔵について
1902年(明治35年)に創業した花の香酒造は、熊本県玉名郡和水町に位置する酒蔵です。自然豊かな山々に囲まれ、川が流れる田園地帯の中に佇むこの蔵は、神社の井戸から湧き出る清らかな岩清水と、神社の田んぼで収穫された米をもとに酒造りを始めました。それ以来、地域に寄り添いながら酒造りを続けてきました。 「花の香」という名は、創業時に蔵に漂ってきた梅の香りにちなんで名付けられたものです。1992年には社名を「花の香酒造株式会社」に改め、現在は六代目当主・神田清隆氏がその伝統を受け継いでいます。 酒造りの哲学は「産土(うぶすな)」に基づき、和水町の菊池川流域で育まれた米を「産土米」として使用。自然農法を基本とし、環境保全や地域文化との共生を酒造りの中核に据えています。