
日本酒
酒蔵について
富美菊酒造は、富山市内に位置する1916年創業の小規模な酒蔵で、2016年に創業100周年を迎えました。現在の蔵元である羽根敬喜氏は、大手発酵メーカーでの勤務を経て家業に戻り、酒造りの道へ進みました。当時、鑑評会で評価される酒と市販の酒の製法が異なることに疑問を抱き、「全ての酒を大吟醸と同じ手法で造る」という新方針を掲げました。杜氏からの反対を受けつつも、自ら蔵に入り、手間のかかる限定吸水などの手法を取り入れ、新しい酒造りを実現しました。羽根氏は現在、蔵元杜氏として地元の蔵人とともに酒造りを指揮し、伝統と革新を融合した酒造りを続けています。