大和一酒造元は、1952年に先々代が明治から続く蔵元を引き継いで誕生しました。先代の独創的な焼酎造りを受け継ぎつつ、球磨焼酎の歴史を紐解き、その本来の味わいや製法の再現に尽力しています。伝統を守りながらも、石造りの麹室での丁寧な麹造りや玄米を用いたどんぶり仕込み、兜釜蒸留など新たな挑戦を続けています。 代表銘柄「温泉焼酎夢」は、蔵に湧き出るアルカリ性温泉水を仕込みから割水まで使用し、まろやかで体に優しい味わいが特徴です。「牛乳焼酎牧場の夢」は地元産の新鮮な牛乳と米を発酵させ、リンゴのような香りと甘い口当たりで多くの人々に親しまれています。また、「明治波濤歌」は明治期の文献を基に製法を再現し、球磨焼酎の原点ともいえる味を提供。「黄吟大和一」は、450年の歴史を持つ黄麹を用い、全麹仕込みで完成させた特別な一品です。 大和一酒造元は、伝統と革新を融合させ、球磨焼酎の魅力を伝え続けています。