1927年に創業したこの酒造は、初代杜氏・西平トミが生み出した蔵の味を2017年にひ孫の西平せれなが継承しました。もともと沖縄の首里で泡盛を造っていた西平家は、喜界島へ渡り泡盛の製造を開始。しかし、1945年に特攻隊飛行場の近くにあった蔵が空襲で全壊。その後、1946年に奄美大島の名瀬へ移転し、翌1947年には名瀬で泡盛の製造を再開しました。戦後の米不足の影響を受けて黒糖焼酎の製造も始めています。また、杜氏は焼酎以外にも「巴ビール」や「巴正宗」といった清酒、サイダー、乳酸飲料なども手掛けていた記録が残されています。

周辺の蔵元/ワイナリー

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