奄美酒類は、1965年に松永酒造場の初代・松永清氏を発起人として、奄美群島の三町にあった6つの蔵元が協力して設立された共同瓶詰め会社です。当時、黒糖焼酎の知名度は低く、県外流通もほとんどありませんでしたが、統一銘柄「奄美」を展開し、尼崎を拠点に関西中心の県外市場への販路拡大に尽力しました。現在は亀澤、天川、高岡、中村、松永の5蔵が造る原酒をブレンドし、「奄美」をはじめとする多彩な銘柄を製造しています。 同社では黒麹仕込みや常圧蒸留に注力し、米麹の割合を抑え、黒糖の比率を高めることで、冷却濾過によるキレの良いすっきりとした味わいを追求しています。黒糖焼酎は奄美群島でのみ製造が許される特別な焼酎であり、地域文化の象徴としての地位を確立しています。同社は黒糖焼酎と奄美の魅力を伝えるべく、これからも情熱を注ぎ続けています。

周辺の蔵元/ワイナリー

弥生焼酎醸造所

西平本家

西平酒造

奄美大島開運酒造

富田酒造場