松原農園では、自家農園産のミュラー・トゥルガウを使った「松原農園ミュラー・トゥルガウ」を、開園以来21年間にわたり提供しています。ニセコ連峰の山麓に広がるこの農園は、北海道における家族経営ワインブランドの先駆けで、高品質なテーブルワインを手頃な価格で提供することを目指し、日常酒として楽しめるワイン作りを続けています。2014年からは自家醸造を開始し、冷蔵庫に収まりやすい「松原農園・ワインボックス」や、地域の休耕田を利用した「ナイヤガラスパークリングワイン」の試作も進めています。小売は町内が中心ですが、全国へ通信販売も行っています。 創業者は福岡県小倉生まれで広島育ち。発酵工学を学び、酒造会社勤務を経て北海道に移住、蘭越町の上里地区に入植して葡萄栽培を開始しました。「食事に寄り添う、やさしく個性のあるワイン」をテーマに、毎日の農作業を大切にしながら、地域に根ざしたワイン作りを続けています。

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